こんにちは、しのゆか です。
ロンドンの冬といえば
雨やら曇りやらがメイン。

と思ってたら
西日がエゲツなくて
運転中前が見えなくて
泣きそうになりました。

とか思っちゃう身勝手な女。
わがままな しのゆか は少し前ですが、
久しぶりに大号泣しました。
泣いた理由は悲しかったからでも、
感動したからでもありません。
自分自身が無意識に背負い込んでいた
重荷を降ろせた安堵感と
重荷を背負いながら辛い日々を
頑張り続けてくれた過去の自分に対する
感謝の気持ちがあふれたからでした。
英語圏に住むなら英語ができて当然
というフレームを自ら背負い込み、
自分で自分を苦しめ続けた
しのゆか の会社員黒歴史の一つを振り返ります。
イギリス暮らしなんだから、英語を流暢に話せなければならないという思い込み
しのゆか はイギリスに住んでいるので、
英語ができると思われがちですが
実際のところ...

日常生活で困ることはほぼありませんが、
ビジネスレベルかどうかと言われれば
即答で

当然ながらイギリスに暮らし、
英国法人会社で働いていれば
周りには英語のみをたくみに使いこなす
ネイティブがいっぱいです。
しのゆか は自分でも
気づかない無意識のレベルで、
ネイティブと肩を並べて
英語を巧みに使いこなさなければならない
と思い込んで生活していました。
思い込みがもたらす悪影響
しのゆか にとって、

という思い込みは、
今振り返るとかなりの負担でした。
大した語彙力もないのに、
ネイティブと互角に渡り合わなければならない
と思っていたのだから当然です。
それを必死に隠すため
必要以上に攻撃的な
時間を過ごしていました。
コロコロと話題が変わる
ママ友の世界からは
意図的に距離を置き、
会社でも必要最低限の
コミュニケーションしか取らない。
そのコミュニケーションに対して
難癖をつけられようものなら
オオカミの如く吠えまくる。
そのせいで
「扱いにくい社員」
という扱いを受けたことも
一度や二度ではありません。

とか、
ないものばかりに
目を向け現状を嘆き悲しむ日々。
自分の弱点が英語であると認識し、
自ら責めていた しのゆか は
上司たちからも
英語について攻められるように
なっていきました。
自分で自分の首を絞めていたのは
言うまでもありませんが、
それに気づくことができる
心の余裕は残されていませんでした。
フレームとビリーフという考え方を知る
コミュニケーションの学びの中で、
しのゆか 自身とマネージャー陣が
持ち合わせていた
理解し合えない思い込みの存在に
気づかせていただきました。
しのゆか が働いている部署の
マネージャーたちは
100%英語を母国語とする方々。
彼らにとっては
適切な英語表現ができて当たり前
という思い込みである
大前提があります。
なので、
しのゆか が話し書く英語は
幼稚でありTPOをわきまえていない
と思われる単語や表現を
選択しているようでした。
その反面、
ネイティブの英語センスを
微塵も持ち合わせておらず、
(言い訳ですが)
感覚で覚えるような経験も
積まずに生活してきた
しのゆか にとっては
ネイティブの英語感覚が
全くわからないのです。
誤解を恐れずに言えば

そんな しのゆか の外国人の悩みなど
英語しか話さないマネージャーたちに
理解できるわけもなく、
ただ ただ

という評価になってしまうのです。
初めて

と言われたのは
1年ちょっと前でした。
薄々わかっていた事を
はっきり言葉で表現された事で
一発KOレベルの衝撃を受け
大号泣の日々を送った
悪魔のような思い出。
その後、
会社が長期的な繁忙期に入り
事情が変わってきたことで
社内マネージメント補佐業務を
行う中で評価を受けた2021年
そんな流れの1年を
振り返る年次査定ミーティングが
先日行われました。
しのゆか からは
高度な英語能力を必要とする
職務についての希望は
一切言及しなかったにも関わらず、
上司から来期の展望として

と英語問題を突然
ぶっ込まれたのです
この言葉を聞いた瞬間、

と自分でもわかるレベルで
攻撃的になる衝動を自覚し、
1年弱前にあった悪夢のような面談が
トラウマとして心の奥底に
仕舞い込まれていたことに
気付きました。
ですが、
コーチングを中心に心についての学びを
深め自分と向き合い続けてきた事が
功を奏しました。

と自分でも驚くほど
スラスラと一発KOレベルの
パンチを交わしてました。
この面談の後、
再三に渡って外してほしいと
依頼していたプロジェクトから
外してもらう許可をもらい、
更には
年次査定で全ての項目で
最高評価をもらう事が出来ました。

しのゆか が発した言葉をフレームやビリーフを使って解説
あくまで しのゆか の感覚ですが、
英語しか話さない人たちにとって

という思い込みが根底にあります。
ヨーロッパの中で
第二言語修得率が
極端に低いイギリスでは
その傾向が如実に表れてる
と思います。
なので、
日本人の
「外国人なのに日本語話せてすごい。」
なんていう外国語を操ることが
すごいという感覚は、
イギリス人には皆無なのです。
外国語として英語を話すことは
凄いのではなく当たり前。
これが母国語である英語しか話せず、
それを使って国境を越えた仕事をする
上司のフレーム。
そのネイティブとしては
当然な思い込みを
外国人である しのゆか に
押しつけていた可能性が高く、
しのゆか自身も

という無謀なフレームを
自分自身に当てはめていた
ということです。

と査定ミーティングで
お伝えしたことになります。

とやんわりとお伝えし、
自らを守る伏線を張ったとも言えます。
今回の事例は
相手のフレームやビリーフを
引き受けようとして
自ら苦しい経験をしたことですが、
相手に対して無意識とはいえ
しのゆか のフレームを
押しつけていることも
多々あります。
遠慮がなくなる家族内では
特に起こりやすいことかな
とも思っています。
自分の価値観と自分以外の価値観は違う。
いつもいつも
実行できるわけじゃないけれど、
「あれっ、また押しつけてる?」
と気づく頻度が高まれば
人間関係トラブルも減っていくのかな
と思っています。
コミュニケーションの学びは深い。