3.子育てに言葉のチカラを使う

保護者主催の卒業パーティーで知るイギリスのお菓子事情

 

こんにちは、しのゆかです。

9月から娘氏が日本でいう中学校の位置づけである

セカンダリーに進学しました。

 

というコトで、

記憶に新しい間に小学校の思い出を投稿をしていきます。

 

 

しのゆか
小学校最終学年は日本と同じくイベントが目白押し。

 

 

2020年はパンデミックの影響で

全て中止になった卒業生のイベントでしたが、

娘の学年は奇跡的に

ほぼ全てできたのではないかと思います。

 

前例を知らないのではっきり断言できませんが…。

 

その中でも大きめイベントの1つが卒業パーティーでした。

 

7月の第一金曜日に卒業生が

放課後に学校に集まって保護者主催のパーティーに参加。

 

ボランティアと寄付メインの節約パーティー

 

保護者のボランティア部隊が

イベントごとに召集されるのが

イギリスの公立小学校です。

 

卒業パーティーも参加できる保護者が

参加できる形でボランティア部隊を結束し

パーティーを作り上げました。

 

60人のパーティーに与えられた予算は

子供たちの夕食の代わりになる

ピザ代を抜いて3万円ほど。

 

飾りつけやスナック系など

ガーデンパーティーとはいえ

厳しい予算設定の中、

 

ボランティア代表の方々が

話し合いをしながら

計画を立てて準備してくださいました。

 

少ない予算でも出来ることといえば、

寄付を募ること。

 

しかも、

個人ではなく企業相手に

お金ではなく商品を寄付してください

とお願いする保護者が2名いました。

 

2人はすご腕で

1人はピザハットから10枚の無料ピザと

10枚の半額ピザ提供を取り付け

1万円ほどで20枚のピザのデリバリーを受け

子供たちに提供できました。

 

もう1人は

2店舗のスーパーから

1万円分づつ商品の寄付をいただいて

食事の前に摘めるスナックや飲み物、

プレートやコップ、ナプキンなど

全て寄付で賄えたのでした。

 

もちろん、

学校からはスーパーやピザハットの広告を

学校からのレターに載せ、

店先に貼れるように

子供たちからの「ありがとう」メッセージを送ってました。

 

初めてイギリスの学校でイベントの手伝いをした時は「毎回寄付を募るって大変だな」と思っていたのですが、学校と近隣のビジネスが密に結びついてる感じで逆にいいのかなと思うようになりました。私はまだまだ寄付の依頼を頼むなんてハードルが高くてできないのですが、得意なママたちがあちこち用途に合わせて交渉してくれてます。

 

安いものには罠があるを直視する

 

寄付を依頼する営業活動ができない しのゆか は

何をしてるかというと…

 

以前はケーキや寿司を寄付してたのですが、

今回はスイーツのパック詰めを担当しました。

 

子供たちが喜びそうなお菓子を

お安く売られているお店を見つけた役員さんが

買い付けに行ってくれ、

我が家にパック詰めのために

やってきたスイーツたちを見て唖然としました。

 

子供たちが喜びそうなものを

予算内で修めながらお得に仕入れられたお菓子は

9種類ほどあったかと思います。

 

お菓子にまぶされてる砂糖だけでも

キロ単位あるだろうと思われるお菓子たちを

眺めながら原材料を見たら安い理由が明らかになりました。

 

ホワイトチョコとして売られている品物は

砂糖、パーム油、ホエイパウダーが3大材料。

 

 

しのゆか
ホエイパウダーは牛乳と小麦粉でできてるの?

 

 

っていう表示。

ホワイトチョコなんて名前だけの

偽物で身体にとって悪でしかない材料だけで作られた

異常に重量感がある代物でした。

 

パーム油は発癌性が指摘されてるにも関わらず、

今や使ってない商品を探すのが

大変なくらい幅広く使われています。

 

もう一つも

砂糖、ブドウ糖果糖液糖にパーム油。

 

砂糖だけではコストと甘さが足りなかったのか

砂糖より安価で身体に害があると言われる

ブドウ糖果糖液糖が追加され、

そこにパーマ油を混ぜてできた

ヌガー的なこれまた異常な重さの代物。

 

原材料を見ただけで

吐き気をもよおしてしまいそうな

食べ物という名のニセモノを

子供たちの手土産風にパック詰めするのが

しのゆか の仕事でした。

 

 

出来上がりはこんな感じです…

 

パーティーコストが限られてるけど、子どもたちを喜ばせたい

 

その想いは伝わってきたのですが、

安いからと言ってこんな偽物の食べ物を

未来ある子供たちが食べるのかと思うと

恐ろしさを覚えました。

 

学校のイベントなので

1回だけ滅多にない機会と言えばそうですが、

娘曰くクラスメイトから

 

「同じようなお菓子をもらったことあるよ」

 

とのこと。

 

 

しのゆか
って事は普段から食べてんのか?

 

 

と真剣にびっくりしてしまいました。

 

でも当然ですよね。

こうやって箱単位のお菓子として売られている

という事はスーパーや小売店に卸されていき

見た目を変えた形で売られているというコトで…

 

知ってか知らずかは別にして

買ってる消費者がいるという事なんでしょう。

 

日本にも確かあったはず!!

 

プラスチック製の透明な容器に

お菓子が無造作に入れられ、

スプーンですくって袋やタッパーに詰めていく

計り売りお菓子コーナー。

 

少し前まではイギリスにもありました。

パンデミックの影響からなのか

見なくなりましたが…。

 

もしかしたら、

もっと前からなかったのかもしれません。

 

あんな風に綺麗にディスプレイされてれば

大人でも心躍ることもあるでしょうし、

子供たちなら尚更のこと。

 

しのゆか ができることって何だろう?

 

子供たちが生き生き暮らせる社会をつくりたい しのゆか は

保護者会の手伝いとはいえ

食べ物とは到底言えないレベルのお菓子を

子供たちのためにパック詰めして

騙すようなことをしてることに

少なからず心が痛みました。

 

娘は しのゆか が食事にこだわってることを

知ってるし原材料を見てげんなりしてるのを見て、

 

「これは食べれないね。病気になるわ」

 

と言ってましたが、

 

 

しのゆか
知らなかったら食べてたのかな?

 

 

甘すぎるお菓子もジュースも飲めない娘なので

一口で限界に感じてただろうなとは思いますが…

なんとも複雑な気持ちになる作業でした。

イギリスは世界的に見ても

認可されてる食品添加物の種類が少ない国です。

 

日本と比べると桁が2つ違ってるレベルで

認可されてる食品添加物は少ないです。

 

その狭き門をくぐり抜けて、

このレベルの粗悪品を食べ物として作れるって

 

 

しのゆか
すごい!!

 

 

と感心すらできるのかもしれません。

知らないだけでは済ませられない。

親だからこそ知ってないといけない食の安全の話。

 

材料を買って自分で作るのが1番安全ですが、

せめて自宅にある調味料でできてるモノを

出来るだけ買って欲しいなと思います。

 

世の中には控えめに見ても、

想像以上にニセモノで身体に害のある

食べ物が溢れている。

 

疑って生きるのは楽しいことではないですが、

ニセモノを消費者の力で市場から消し本物を残す。

 

未来がある子供たちの健康的な成長のためにも、

 

 

しのゆか
買い物は投票だと思って一つ一つ吟味しながら買っていきたい

 

 

と改めて思いました。

 

私が実際に読んで参考にしている本はコチラです。

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