こんにちは、しのゆか です。

欧米はリーダーを育て上げる教育、日本は兵隊を育てる教育。それが明らかになった中学1年生のワークショップ。
欧米と日本の教育は根本的に違う
どっちが良くて、
どっちが悪い
と言うものではないのですが、
子どもたちが学んでくる事を
親として聞く中で
自分の過去と比べてしまう
自分がいます。
算数や数学は日本の方が
シンプルでより実践的?
と思う反面、
英語(こちらでは国語の扱い)などは
アウトプットとして書く事を
求められる量が圧倒的に多いです。
自分の意見を主張する。
それも相手を説得できるように
話したり書く事を求められる
という意味では高度ですが、
より社会で通用するための
教育という感じがします。
働くためのスキルを12歳から学び始める
そんな中、
定期的に行われる
1つのトピックに焦点を
合わせ学ぶFocus Dayの
案内が定期的に届きます。
今学期は
「キャリアと仕事の世界」
がテーマ。
大手銀行が
作り上げたプログラムを
使ったとのこと。
娘は

と、
つまらんという事を
親に伝えるために
話を聞いてたらしい 笑
リーダーシップ、レジリエンス、コミュニケーションの3大柱
つまらない1日の学びとして
娘が しのゆか に教えてくれた
この3つのスキルは
しのゆか が人生を
自分ごととして楽しむために
お金を払ってまで
一昨年から学んでる事。
アラフォーになって学んで、

なんて思ってた事柄を
訳がわからないとはいえ、
中学1年生から学び触れる機会を
学校でもらえるイギリス。
日本との大きな教育の差を
マジマジと見せつけられた
気がしました。
リーダーシップ
これは、管理職だけが必要な能力ではなく、すべての人が持っているべき能力。自分を自分で率いていくという意味でもリーダーシップな訳で。まずは自分がどうありたいのかを考え、自ら実践したり、周りを巻き込んでいくために伝えるなど多岐に渡ります。
レジリエンス
日本語では立ち直り力と表現されるチカラ。失敗した時に凹むことはあっても、そこから再起すること。マインドセットにも通ずるチカラかなと個人的には思っています。失敗を失敗で終わらせず、エジソンのように「うまくいかない方法を一つ見つけただけ」と捉え次に挑戦し続けるチカラです。
コミュニケーション
言わずもがなですが、相手ありきの能力でもあり問題を引き起こすのがコミュニケーション。日本では報連相なんて言われますが、相手のタイプや価値観なども大きく影響するため奥が深い。今、学びを始めたばかりですが、とっても楽しく興味深い。
この3つのチカラは
キャリアや仕事をするという
意味でだけ大切な事
ではありません。
自分の人生を自分ごととして
生きていくために、
めちゃくちゃ大事な要素です。
これらを学んで、
しのゆか は会社での立場が変化したし、
子どもたちを見る目も変わりました。
実社会に目標を定めた教育
しのゆか は日本の義務教育や
高校での教育は大学に入ることを
目的に行われてると感じています。
その先に進路選択があるので、
仕方ない部分もあるのかもしれませんが、
実社会と教育が分断されてる
ように感じるのです。
医療業界出身なので、
実習をするため現場に出る
という事を学生時代に
してきましたが、
中学校や高校では高等教育を
受けるための学びだけを
求められてきたように
感じていました。
娘が受けている教育を
親として見ていて、
(宿題など本人任せにしているので、
何をやってるとか詳しいことは知りません。
娘が毎日話す学校での
エピソードからの判断になります。)
日本で学ぶような科目の授業も
受けているしテストもあるので
高等教育を受ける基盤を
整えるための学びも
もちろんやってます。
だけど、
それに付随して更にその先にある
実社会の一員としての目標が
うまく組み込まれてるな
と感じています。
娘はまだ年齢的に
経験できていませんが、
ボランティア活動や
ワークエクスペリエンスと言った
実社会での経験を中高生で
経験することを推奨しており
さらには
スポーツや芸術などの課外活動は
イギリスでは進学や就職に
優位に働きます。
日本と違って、
進路がどの専門分野だったとしても、
そして、
特出した成績を残していなくとも、
それらの活動に参加したという事は
ポジティブな印象として
受け取られると聞いています。
リーダーと兵隊は一緒には育てられない
「欧米の教育はリーダーを育てる」
と冒頭に書きましたが、
全体的にみな優秀
というわけではなく、
一部の優秀なリーダーが
育ち社会を支えている
とも言える社会です。
いちスタッフとして
業務処理能力という意味で
日本人とイギリス人を比べると
かなりの高確率で日本人が勝ります。
要は、
イギリスの教育は
一部のリーダーを育てることに
成功する反面、
表現に語弊がありますが
ボトムアップに課題が
残っているシステム
とも言えると思っています。
娘が中学校1年生の過渡期に、
アラフォーの母である しのゆか が
自分らしく生きるために学んだ事柄を、
公立の学校のプログラムの一環として
受けてきたという衝撃は
破壊力抜群でした。
一部の優秀なリーダーを育てる教育の
一側面をうかがい知れる
ワークショップの実態。
イギリスの現地法人で働き、

って思うイギリス人と
一緒に働いてきたからこそ
(逆な人もいっぱいいますが…)、
その背景の教育実態に
感銘するのかもしれません。
12歳の中学生だから、
深く理解することもなければ、
ワケがわかってないことも多いはず。
だけど、
若くて柔軟な時期から、
これらの考え方に触れられるって

って叫びたくなる。
しかも、
公立校でこのレベル。
かの有名な名門では
「君たちが社会を引っ張って行くんだぞ‼︎」
的なマインドセットまで
してそうだな〜
と伺い知れない
トップ階級を想像してみたりもする。
子どもたちを通して知る
イギリスの教育事情を
また追記したいと思います。