
着飾れない女と化粧品が大好きなりえさん
今でこそ「全部ひっくるめて自分のこと大好き」なんて言える私ですが、自分大嫌い時代が長かった私は着飾ることが苦手です。着飾る前に中身を磨けと言われ育ってきた私ですが、日本で働いていた頃はそれなりに見た目も気にして化粧して洋服も買いに行ってた事もありましたが、オシャレもメイクのセンスもなかった私は同僚たちの何気ない一言に敏感なってました。ちょっとしたカラカイの言葉が辛かったし、必死で興味のない分野のセンスを磨こうとしてアンバランスな感覚を必死で気づかないように過ごしてた時代。そんな私が日本を離れてアメリカの田舎町に留学し、周りに着飾る人がいなくなったことで無理してた自分を手放しすっぴんで出歩き服装も考える事がなくなりました。パンツとTシャツ、パーカーなどなど楽すぎる服装に身をまとい見た目を磨く事もなくなり、そのままイギリスに来て今にいたります。
その反面、りえさんは「化粧品が大好きなの」とおっしゃる方。セッション前のお話でこの言葉を伺った時、「自分を好きになった今向き合うのは着飾る事なんだ」と勝手に次なる自分の課題を見つけてました。りえさんの専門は基礎化粧品ですが、日本で長らく会社員をされてるので着飾ることから逃げて早15年が経った私とは次元が違うレベル。セッション前には少しコンサル的な事もしていただきながら、セッションでは着飾ることをテーマに心の声を聞き出して頂きました。
いつもの質問が出た
セッションして頂いたり、自分でもセルフコーチングを繰り返していると何度も出てくるカードがあります。最近、私がよくひくカードは目的地と通過地点を意識する質問が書かれたカードです。目先の結果を追いかけまくってきた私が、長い目で成果を出すと言うことを意識するようになってから確認するかのように出てくるカード。何度も出てくると言うことは、今の私にとって必要なカードということを意味していると思っています。少しづつ意識は変わってきてますがメイクや着飾るという手付かずな分野と向き合うにあたってはなかなか答えるのが難しかった。女子ならば若いころに通ってきているであろう道を私はすっ飛ばして過ごしてきたので今立ち止まる。悩みながら出した通過地点は3年前に古本屋で買って寝かせ続けてるメイクの本を読むこと。そして、最終目的地に「いつ出張の依頼が来ても慌てないワードローブを作ること」。在宅勤務歴4年目の私は出張が決まるとまず服を買いに行く必要がありました。出張のたびに、その場しのぎの服を買う生活から卒業すると目標を定めました。
しっかりしすぎた娘との関係
メイクとは全く関係ない質問で私が心許せる人は誰か?という質問が出てきました。その質問の答えは迷わず即答で娘。私にとって娘は私を苦しみ頑張り続けていた人生から救ってくれた恩人でもあります。仕事の悩みも色々話す間柄で私の上司や同僚とのことも話したりしてます。凹んでる時は愚痴も聞いてもらって「いい時も悪い時もあって人生だよ」と言って11歳から諭される40歳の私です。
その反面、娘がフットボールの試合と乗馬レッスンが重なって1日中スポーツ三昧の日に「疲れた〜動けない」と訴えてくると「私はそんな弱い子に育てた覚えはない」と一喝するという母親でもあります。自分は運動不足なのに…運動しまくって疲れてる娘に厳しい私。そんな私でも受け止めてもらえる娘が私にとっては心許せる相手です。私に似て着飾る事が苦手な娘ですが、いつの日か一緒に着飾って美味しいレストランに食事に行って買い物できるような時間の過ごし方ができるといいなと思います。
着飾った方がいいよとアドバイスを頂くことが何度もあったのに寝かせ続けてきた私。ありのままの自分を受け止めることで着飾ることへの大きな一歩が踏み出せそうな気がしています。まずは初めの1歩としてセッション後の24時間目標に「化粧して着飾ってセントラルロンドンに飲茶を食べに行く」ことを設定して実行してきました。お友達に褒めてもらってウハウハした気持ちで女子トークもめちゃくちゃ盛り上がった飲茶会。最高に楽しいひとときを過ごせました。
りえさん - 大きな一歩を踏み出す勇気をサポートしてくださりありがとうございました。