
10歳の夜、真っ暗な山道に一人で放り出されたあの日から、私の世界は止まっていました。
必死で努力して国立の看護短大を出て、アメリカ留学からロンドンに渡り、外資系企業でキャリアを築いても。 心の中ではずっと『浪人して短大レベルの私』を蔑み、 周囲から「デキる人」と評価されるほど、中身が空っぽなことに怯えていたのです。
かつては、娘を愛したいのに愛し方がわからず、 「親と同じことをしている」という恐怖に震えた夜もありました。
でも、今の私は違います。 内観を通して、止まっていた自分の時計を動かし、 子育ての苦しみからも、自分を責め続ける呪いからも、自由になることができました。
なぜ、私はこれほどまでに自分を嫌い、苦しんできたのか。 そして、どうやってそこから抜け出したのか。 私の人生を「表」と「裏」、二つの視点から振り返ってみました。
【表】社会的な履歴書
- 国立看護短大を卒業
専門職としての第一歩。 - 東京の大学病院へ就職
自立したナースとして働く。 - アメリカで正看護師資格取得
- ロンドンの外資系企業へ
海外移住、フルタイムワーママ。
【裏】本当の履歴書
- 「浪人して短大レベルか…」
入学式の日から劣等感で震えていた。 - 「仕事も人間性も出来損ない」
夜勤の度にトイレで泣きながら働いた。 - テストに合格したら取れる資格でしょ?
- 「動物以下の愛情しかない女」
愛し方がわからず仕事へ逃げた。
この二つの履歴書は、どちらも私です。
どんなに華やかなキャリアを積んでも、心の中の「孤独な10歳の少女」を置き去りにしたままでは、どこまで行っても地獄でした。
常に誰かと自分を比べ、 「もっと頑張らなきゃ」「ちゃんとしなきゃ」と自分を鞭打ち、 挙句の果てには、一番愛したいはずの娘に、自分が親から受けたのと同じ痛みをぶつけてしまう……。
「私の人生、一体どこで間違えてしまったんだろう?」
そう絶望していた私を救ってくれたのが、**「自分との対話」**でした。
自分の内側から湧き上がる声に深く耳を傾け、絡まりきった感情を一つずつ解いていったとき、止まっていた私の時計が、ようやく動き出したのです。
完璧な親にならなくていい。 誰かの期待に応える人生じゃなくていい。
私は今、ロンドンの空の下で、ようやく「自分の人生」を生きていると実感しています。
もちろん、今でも自分を責めてしまう瞬間はあります。でも、その度に**「自分との対話」という一生モノの武器**が、私を光の方へ連れ戻してくれます。
次は、あなたの番です。
もしあなたが今、かつての私のように 「頑張っているのに、中身が空っぽな気がする」 「子供を愛したいのに、優しくできない」 と一人で震えているのなら。
私がどうやって呪いを解き、自分を取り戻したのか。 そのステップを、このブログでまとめています。