5.学び成長し続けるために

スポーツの楽しみ方 - ヤジるファンを楽しむも良し歴史を知るも良し

阪神ファンのマスターが時々のれんをあげるオンライン居酒屋「角打ちやっくん」。またまたふらりと顔を出してきました。熱い熱いスポーツ関係者がテーマなく自由に居酒屋的なノリで話す場で中身がないという噂の店。今回も楽しくラジオ参加させてもらいました。前回の飲み会の記事はコチラ

阪神ファンは無意識でヤジる - 意識しないと敵地でもボロが出る?

甲子園球場で阪神ファンが大声でヤジるのは有名なお話。相手チームのヤジは何を言っても許されるが間違えて阪神をヤジると痛い目をみるのが甲子園球場。私は阪神をこよなく愛する友達からチケットをもらい帰国したらザ虎吉しかいない外野年間指定席で阪神戦の観戦に行ってたことがありました。娘は福留選手のサイクロンヒットの現場に居合わせたこともあるラッキー女子(私はその頃ロンドンで仕事してた 笑)。私が観戦してた時、酒に飲まれてしまったオジサンが虎吉が集う外野指定席後方でうるさいくらいヤジってました。オジサンは調子に乗りすぎたのか不調の阪神のことまで口を出しはじめました。そして、聞き捨てられなかったファンが痺れを切らし「オぃ、お前うるっさいんじゃ。黙っとけ‼︎」と一括。それ以降、酒に飲まれたオヤジさんはダンマリを続けて試合観戦してた。いや、帰ったのかな?それくらい阪神ファンは勝っても負けても一筋に阪神を愛する。愛のあるヤジは許せても、ただの批判は許さない。それが虎吉。

どんなことがあっても真の虎ファンは虎愛を貫く

居酒屋マスターであるやっくんはそのレベルのファンなので、広島のホーム球場でカープ - オリックス戦を付き合い観戦してる時にカープに在籍してた前田選手をヤジってしまったらしい。前田選手は当時、阪神戦でココというタイミングでいつもヒットを打つ、阪神ファンからすると憎い選手。その前田選手が交流戦では打たなかったらしく「お前、阪神戦ではいつも打つのに何で今日は打たへんねん‼︎」って無意識でヤジったらしい 笑 甲子園でヤジられるのは慣れてても、まさかカープのホーム広島で阪神戦の事を持ち出してヤジられるとは思ってなかっただろう前田選手はご愁傷さまである。
無意識でヤジれるレベルになった時に真の阪神ファンと言えるのかもしれない。マスターであるやっくんは前回の飲みの場で、◯◯◯のファンはガラ悪いとか言ってたけど、実は阪神ファンが一番ガラ悪いんちゃうかと思ったりもする私。とはいえ、その奥に熱い熱い愛があるのが阪神ファン。関西出身だからヤジのガラが悪くても、負けても勝っても一筋な阪神ファンを私は嫌いじゃない。

アメリカス発とイギリス発のスポーツの違いって?

スポーツとは無縁に生きてきた私ですが、若からし頃スポーツ関係の仕事につきたかった。アスレチックトレーナーという選手とドクターの間に立ち食事からトレーニングまでを請け負うスタッフになりたいなと思ってアメリカに留学したかった過去がある。道のりが長すぎたのでアメリカには行ったものの舵を切り直し看護師になって今に至る。トレーナーにもなってなければアメリカにも住んでないという今だけど、幸せにやっております(←聞かれてないですが、幸せ報告しておきます)。
飲み会で話題に上ったのがイギリスのスポーツはみんなで攻めてみんなで守るスタイル。アメリカ発祥のスポーツは1つのミスが痛手となるものの逆にヒーローになれるチャンスもあるという話。
アメリカを代表するスポーツの一つが野球で、ミスをする人が目立ってしまうスポーツでもあったりする。「あの時の◯◯のミスが敗因だった」とか言われる世界。そう言われて思い出すのが高校野球。私が高校1年生だった頃、郡山高校という地元奈良の公立高校が甲子園キップを手にした。夢の甲子園の一回戦で唯一の一年生外野選手がまさかのトンネル(股下で転がるボールをキャッチしようとして取り逃がしてしまうこと)をしてしまった。私は詳しく知らないがその後チーム内からも在校生からも「ミスした奴」というレッテルを貼られることになり苦しい時間を過ごしたらしい。学校から応援団まで送られ、全国放送までされる大舞台での致命的なミスでの敗北は、時として1人の選手の運命も左右してしまう。ましてや彼は1年生だったから先輩からの風当たりも強かっただろうと安易に想像できる。
その点、サッカーやラグビーと言ったイギリス発祥のスポーツは1人のミスをかばいあえるチーム戦なのだそう。イベント時しかサッカーもラグビーも観ない私レベルでは、個人のミスに気づくことはない。Euro2020でストライカーが2人抜きすると「あの選手はドリブルがうまいね」となるけど、「あのディフェンスの選手下手くそだね」という風にはならない気がする。流れが1チームの方に偏ってる場合に言われるとすれば「ディフェンスラインが機能してない」という事くらいかな?ディフェンスといっても1人じゃなく、それぞれの役割を分担しながら守備を整えてるから吊し上げられることはほぼないのかな?
とは言え、ちょっと気になるのが野球の原型となったスポーツと言われるクリケットはイギリス発祥だということ!!イギリスでは根強い人気があり、息子の学校にはクリケットクラブはあっても野球部はありません。実際に見たコトはないものの野球ほどの展開の速さがなく、ネット情報によると試合中に選手のティータイムがあるらしい。ティータイムって言うあたりがイギリスっぽい。ちんみにイギリスの会社では午前と午後にティーブレイクという15分づつの有給休憩があります。ランチタイムは無給カウントですが、1日に合計30分のお茶休憩が認められてるのがイギリス。初めて就職した時に驚いたことの1つでした。脱線してしまいましたが、クリケットはもともと貴族の暇つぶしのためだから急いで終わらせる必要もないから試合終了までが長いのだそうです。今のご時世でも観客も急がず場の雰囲気を楽しむんでしょうか?ビール飲んで周りの人と話してるのが楽しくてクリケットファンが辞められないんじゃないかと適当な我が夫は言っております。これは見に行ってみるっきゃないですね。ちなみに我が上司はクリケットとビールをこよなく愛する人らしいです。勇気を出して聞いてみるかな。

イギリスの国民的アニメにはヒーローと悪者の縮図がない?

日本でイギリスのアニメといえば「機関車トーマス」?日本でもユニクロとのコラボで有名になったペパピッグはご存知でしょうか?

イギリスの国民的アニメ

ただただ豚一家の日常をコミカルに描いた日本でいうアンパンマンレベルの有名アニメ。幼稚園みたいなところで起こる子供同士のトラブルとか旅行に行く話とか、ちょっと天然なパパとしっかり者のママとその子供たちが繰り広げるありふれた日常。アニメなので現実社会ではありえないストーリー展開もありますがほっこりするアニメです。子供達のトラブルもコミカルに描かれてて、こういう揉め事起こりそうっていう身近な感じが人気な理由の一つかもしれません。日本ではアンパンマンに代表されるヒーローと悪者の構図のアニメが人気ですが、イギリスで長年子どもの心を鷲掴みするアニメにヒーローはいません。主人公であるぺパはヒーローではなくただの主人公。
比較的年齢が大きくなってきた幼稚園年中あたりから男の子の間ではイギリスでもアメリカ発のスーパーヒーローが人気になってきますが、それまでは日本のアンパンマンみたいなヒーローはいないと思います。小学校低学年くらいからはポケモンが大人気だそうです。アメリカの小さい子供のアニメ事情は全く知らないので違いを見てみたいなと思う今日この頃。ちなみにPeppa pigはイギリス英語ですが、かなり聞き取りやすい英語で日常会話が盛りだくさんなので英語の勉強に最適です。あのアニメで話されたら英語が全部話せるレベルになったら海外暮らしでも困らないはずです。

アメリカに3年弱住んだ後にイギリスに移ってきた時は、白黒つけないイギリス文化に困惑してました。滞在許可書の申請でも必要書類が明確でチェックリストまでついてたアメリカと必要な書類は審査時に審査官の判断に委ねられておりますというグレー感を漂わせるイギリス。それなりの審査料を請求されるのに必要書類に明確な指示はなく棄却されたら、再度申請料を支払わせるシステムも嫌でした。あくまで私の感覚ですが、白黒つけたがるアメリカとグレーを好むイギリス。そこに慣れるのに苦労したのかもしれません。
発祥国の違いでスポーツにも特性が出るって言う見方もあるんだなと新たな発見があった飲み会。息子のお迎えの関係で今回はちょっとだけの参加でしたが楽しませてもらいました。常連としてまた顔出したいなと思います。

-5.学び成長し続けるために

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