断捨離動画が大好きで時々ネットで拝見してるのですが、『コレは‼︎』と思うものを昨日見つけて見入ってしまいました。
洋服の断捨離に特化した回で登場された依頼者さん。実のお母さまとご主人、娘さんの4人暮らしの方でした。小さい頃からの兄妹の中で一番要領の悪い子で心配だったからという理由もあり同居された経緯もあったと番組では紹介されてました。お母さまが娘さんを褒める事はなく、いつも否定的な言葉だけを大人になってもかけてこられてたようでした。テレビなのでやらせなのかもしれませんが、インタビューで『主婦としても人間としても、もう少し成長してほしいと思ってる』とお母さまが語られてました。夫と2人で建てた家に暮らしているのに、お母さんに遠慮しながら暮らしてらっしゃる依頼者さんでした。
まさにコレ、少し前の私や‼︎と思って見てました。
私も子供の頃から要領が悪く、同級生と比べても鈍臭いし勉強もできない鈍そうな子供でした。ずっと否定的な言葉ばかりをかけられて育ってきて、その否定語シャワーは大人になっても結婚して子供を産んでも続きました。
何度も何度も否定された事が嫌だったと訴えましたが、両親は自分たちの言動を正当化する言い訳を並べ続けました。今になって思うのは、不健康な親子関係にお互い依存し合っていたという事なんだと思います。
私は否定されることが嫌だったにも関わらず、親に頼りまくってました。日本に帰って長期滞在してみたり、家事はほとんど手伝わないのに子供の面倒見てもらったり。ずっと飢えていた親からの愛情がもらえるのではないかと錯覚して、できない子供の自分でいることを選択していました。そして、両親はそんな娘をサポートする親でいることが役割だったのだと思います。
当時の私は知るよしもなかったのですが、私の前にあった選択肢は2つ
①実家で3食昼寝、子守サポート付き⇄嫌味の嵐ももれなく付く
②家事全般、子育ては自分で切り盛り⇄嫌味はない
この2つしかないのに、当時の私は①と②のいいとこ取りを求めていました。そんな都合の良い話は世の中にはないのに、親だから当然でしょとばかりにやってもらってることは棚に上げて自分の主張だけを訴えていたクラクラ星人だった私。
状況が一変したのは、私が②を選択しますと全てを自分で背負う覚悟をして両親に訴えたことでした。今まで浴びてきた否定語のシャワーで私は苦しみ育児を通して娘にも悪影響を与えていること、大人になってから浴びせられる否定語も聞き流せないから、私は娘と自分を守るために両親に寄りかかることをやめます。今まで寄りかかることを許してくれてありがとう。実際にはもっと辛辣でしたが、ありのままの気持ちを伝えました。
この時以降、両親から否定語を言われる頻度が激減し、私自身の受け止め方も変わっていきました。両親に頼ることだげを考えていた私が自分の足で立つ覚悟を決めたことで自信がついたのだと思います。
いくつになっても子供は親にとっては子供だし、親は子供にとっては親。どんなに経済的に自立していても、たとえ立場が逆転していても親の何気ない一言で傷つくのが子供なんだと思います。
親として子供に発する言葉は慎重に。
子供として親が発する言葉には諦めを。
悩んでいる渦中の時に聞いてもピンと来なかったかもしれませんが、今の私が当時の私に贈る言葉はこの2つ。
『変えられるのは自分だけ』この原作に則り、自分の在り方と受け止め方だけに焦点を当てていくことが不必要なエネルギーの消費を最小限にする最初の一歩だと私は信じています。