私のライフミッション①の続き
どん底の先にあった光
希望を打ち砕かれた様な日々に追い討ちをかける様に流産し体調を崩してしまい、仕事を終えて保育園のお迎え後は玄関先でしばらく倒れ込んでからしか動けない毎日。思うように身体も動かなくなり、精神的にも限界でした。
自分には価値がないと思ってため、自分を癒すことや学びのための投資ができず出来る限り安価で癒したいと翻弄し続けた私が直面した八方塞がりな現実でした。流産を機に娘の存在の有難さを見つめ直すことができたと同時に娘の成長を見届けるためには心身の健康が必要だと身をもって経験し、友人からの勧めで自然栄養療法の指導を受けました。人生で初めての大きな自己投資で徐々に体調が回復していき、少し元気になったタイミングで心の問題にも取り組む決意を固めました。
この時まで頑なに避けてきたスピリチュアルの世界に足を踏み入れ、娘が苦しんでる私を助けるために自ら私を母として選んで生まれてくれたことを教えて頂きました。ずっと敬遠してきたスピリチュアルの世界からの教えが何故かスッと私の中に染みわたるような感覚でした。娘を授かったことを知った瞬間から全ての道は開かれていたのだと納得せざるを得ない感覚でした。
それからも暇さえあれば自己啓発などを検索し、インナーチャイルド・アダルトチルドレンという言葉を知りました。「私の中のインナーチャイルドは傷ついている」そんな核心だけは人一倍強くありましたが現実を受け止める恐怖心が上回ってしまったためセラピーの申し込みをする勇気を出せませんでした。
課題の先送りの痛すぎる対価
セラピーを先延ばしにしてる間に妊娠し第二子となる息子を無事に出産することができました。流産を経て知った元気に子供が生まれてくるという奇跡に感動したのもつかの間、また私は大きな過ちをしてしまいました。
育児休暇を取って期間限定で育児だけを楽しむ時間のはずが…労働の対価としてお金を頂いていない自分を無価値と思い込んでしまい、育児休暇中にネットワークビジネスに手を出してしまいました。そこで見た権力に媚びを売る会員、そして暗黙のプレッシャー。それらのストレスが原因で母乳の出が悪くなり息子の成長が止まってしまいました。病院に駆け込んだ時には成長曲線を大きく下回り呆れられる始末。
娘と共に息子までも追い詰めてしまった自分が情けなくなりながらも、ようやく自分にとって一番大切にしなければならないものは家族であり、そのために自分を癒す必要があるのだと気づくことができました。コレを機に勇気を振り絞ってヒプノセラピーの門戸を叩きました。
醜い姿の正体
初めての催眠療法で上手く導いていただき無事にインナーチャイルドさんと出会えました。セラピストさんから「どんなお子さんですか?」と質問された私は半覚醒のような状態で静かに泣きながら「醜い」と答えていました。セッションを終えて私が初めて自分のことを醜いと思った瞬間が小学校4年生だったことを思い出しました。自分の顔を鏡で見ることすら苦痛だった小学生時代。笑顔でカメラの前に立つなどできるはずもなく、カメラを睨みつけるように映った集合写真がありました。父親がその写真を見て娘である私を「この子誰?」と本気で聞いたことを思い出しました。実の父親が娘である私だと気づけないくらいの眼力でカメラを睨みつけていたのです。
あの時は毎日をやり過ごすだけで精一杯。本当は叫びたいくらい辛かったけど、その気持ちを昇華させられるほどの余裕がなく感じないふりをしていたんだと思い知りました。
勇気を振り絞って現実を知った後は心が軽くなるのを感じました。そこから少しづつ世界が明るくなるのを感じました。
大変な時だけど一番良い時だから今を楽しんで
そんなタイミングで子育てを終えた先輩ママから大きすぎるアドバイスを頂きました。
今を楽しむ…?子育てを楽しむ…?
人生苦行としか思ったことのなかった私には楽しかった思い出など1つもなかったのです。
楽しむって何?どんな事が楽しいの?
言葉の意味すらわからず困惑してしまいました。訳が分からないまま自分の中で言葉を反芻し続ける日々を過ごし、
まずは楽しいという感覚を体感してみよう
そう心に決め、息子を連れて娘と一緒に色々な事に挑戦していきました。
娘と一緒に楽しいを探す中で娘の幸せそうな笑顔を見て私も幸せな気持ちになれると初めて感じました。そして娘の心からの笑顔を求めて2人で翻弄し始めました。少しでも娘が得意そうなことや興味がありそうな事があれば何でも挑戦しました。すれ違う犬すら怖がっていた娘がもっとストレスなく街を歩けたら楽しいだろうという想いから動物との触れ合うきっかけとして試してみた乗馬レッスンで娘の顔色が一気に変わりました。
私のライフミッション③に続く