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生き辛い子ども時代の私が欲しかったサポートとは?

連続して会社での教育係としての気持ちを書き連ねていて、私が辛かった子供の時にして欲しかったコトが甦ってきました。
教育係としての試行錯誤記事はコチラ、私を成長させてくれた思い込みについての記事はコチラ

親からの愛を含む期待という重り

私は元祖落ちこぼれと胸を張って言えるくらい、学校では勉強ができませんでした。小学校1年生で定年間際のベテラン教師に知能遅延を疑われるレベルの読み書きの覚えが遅い子供でした。そんな私でしたが、当時信じられていたIQ=頭の良さという誤解が手伝ってIQ診断で高い点数を叩き出したことから打てば響くと思われて叱咤激励を受け続ける事になりました。「やればできる子なのにやらないからできない」コレが私が受けた期待であり応援の声でした。兄はなんでも器用にこなす優等生だったので、年子の不器用な妹を見て両親は気が気でなかったのだと思います。誰よりも心配したからこそ、かけ続けた叱咤激励の言葉だったはずです。親になって冷静に振り返ってみると当時の両親の気持ちもわかってしまうので少しほろ苦く感じます。
でも、当時の私は辛かった。両親の期待に応えられない自分が情けなくて辛かった。自分なりに一生懸命やっても兄のように上手く出来ることが何もなかったから。やってもやっても私の前にいるのは「できない自分」で、かけられる声は「やればできるのに、やらないから。もっと頑張りなさい。」ばかり。良かれと思ってかけられた両親の言葉は私にとっては鉛のように重い言葉だった。

ずっと探し求めた子ども時代の私が欲しかったサポート

人の親になって私はあの時どんな言葉をかけて欲しかったんだろうと考え続けてきました。でも、全然わからなかった。だから娘にもそんなサポートはできてませんでした。私自身が迷走していた頃は娘のできない所ばかりに目がいき指摘ばかりしてきました。それから沢山学び自分を変えていく中で、娘を1人の人間として認められるようになってから「娘の人生に責任を持つのは娘自身」と娘と同化する気持ちを手放し、娘自身に任せてきました。できない事は自分で気づくことだから、彼女の声を聞くことだけに注力して、あとは一緒に遊ぶだけ。そんな風に自分を変えてから子育ての悩みは一気になくなったのですが、ずっとずっとくすぶり続けていたのが「子供の頃の私はどんな風にサポートして欲しかったのだろう?」という疑問でした。

小さすぎても大きすぎても辛い期待

他の人から期待されないと人は寂しく感じるものです。だけど過度な期待はプレッシャーになる。そして、その期待に応えられない自分が情けなくなって辛くなる。辛かった子ども時代の私の生き辛さの根源は、こういう事だったんだとやっと理解できました。私が欲しかったのは、過度な期待でもプレッシャーでもなく寄り添ってもらえる存在だったのです。「人は誰しも無限の可能性を秘めている。」先日お亡くなりになった村上和雄先生が長年の遺伝子研究の末にたどり着かれた一つの境地。村上先生のドキュメンタリー映画を見させていただき、著書を読ませていただき感動と共感しかなかった「全ての人には無限の可能性がある」という教え。私が生き辛いと感じ始めた30年以上前、誰か1人でも私が独りで抱え込んでいた辛さをわかってくれる人がいたら救われていただろうなと起こり得ない事を想像してみたりしました。

辛い気持ちに共感し、可能性を信じて応援して欲しかった。

何事もそうですが、会社員として仕事をしていくと良いことばかりが起こるわけではありません。仕事内容だって私にとっては魂が震える内容ではないです。だけど、私はずっと仕事を本心から辞めたいと思ったことがなかったんです。その背景には、教育係として人の可能性を信じたいという強い想いがあったんだと気づくことができました。できない事を指摘して成長を促すのではなく、「ここは難しいポイントです。だから一緒に考えてみましょう。この場合はここにヒントが隠れてますよ」そんな感じで私は今会社員として全力で同僚のサポートをしています。それが辛かった当時の私がして欲しかったサポートだったんだと気づけた今、心がスッキリしています。
小さい頃からお世辞にも優等生なんて言えない元祖落ちこぼれ時代を歩んだ私だからこそできるサポートがある。「期待に応えられない辛い気持ちに寄り添いながら応援し続けられる」それが私の強み。自分の可能性を信じ切って応援し続けて一緒に走り切った先には、「できない自分だって愛おしい。」と思える、そんな日が必ずやってきます。そのために、あなたの秘めた可能性を誰よりも信じ応援する存在が必要です。辛い気持ち受け止めて、頑張ってるあなたの応援団になりたい。そう気づけた私は今とっても幸せです。読んでくださってありがとうございます

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