6.番外編:イギリス・ロンドン生活

景気低迷期の刺激策にもお国柄が出る - イギリスの減税策

今、イギリスでは不動産関連の方々が大忙しです。景気緩和策の1つだったであろう不動産売買にかかる減税措置の影響で世界中がパンデミックだーと騒いでいる最中、ロックダウンの影響も多少受けつつも不動産市場は大盛り上がりしておりました。それもそのはず、First buyerと呼ばれる新規購入者は住宅購入時に課せられるStamp Dutyという名の税金が£500K(約7500万円)の物件まで無税となり、2件目以降の購入者も課せられる利率が大幅にさげられております。税額は購入者の背景や物件事情にもよりますが最低でも£10K(約150万円)以上の節税になる模様。Stamp Duty holidayなんて言われる減税措置は本来なら2021年3月末に終了予定だったのですが6月末まで延期され、7-9月は移行期としての中間税率が適応され、10月からは元通りと決まっております。

イギリスで不動産は財産

地震がないイギリスでは、不動産は財産です。数十年前に不動産価格の大暴落があったようですが、私がイギリスで住み始めて12年は上昇傾向かな。右肩上がりだった時期はエリアによっては数年で2倍弱まで値上がった物件も少なくなかったはずです。数年前から上昇率が鈍ってきて今は不動産価格は横ばいで安定と言った感じでしょうか。
不動産価格が安定しているのは地震がないことに加えて、イギリス人の古いものを手直ししながら使い続ける文化が影響しているように思います。日本では中古物件になった瞬間に価値が暴落してしまうようですが、イギリスでは築100年以上のビクトリアハウスと呼ばれる物件に根強い人気があります。そんな背景も手伝って購入し住み始めたからと言って、売りに出し時に購入額から大幅に値下げした額で売り飛ばすということは私が移り住んで以降では起こっていません。売る時には値上げり分も追加されるので、毎月のローンも貯金や投資と言った感覚なのかなと私は見ています。実際に今の住んでる家を売って、よりよい家に住み替えるための不動産売買がイギリスの主流。だからこそ起こるのがChainと呼ばれる現象。

こんな感じで今の家を売って新たな家を購入する人がチェーンの様につながるのがイギリスの不動産

新しい家を購入するにあたって一時、賃貸物件に移る人もいますが、多くの場合は現行の家を売る手続きと新居の手続きが完了する日、更には引っ越しの日まで同日です。私はまだ経験したことないですが、ママ友の話などを聞いてると結構大変そうです。引っ越しのためトラックに乗りこんだらお金振り込まれてない…とか言われて2時間トラック内で待機したとかとか。

景気刺激策という不動産関連減税

景気が悪化してるタイミングで不動産関連の減税をするという考え方は私にとっては驚きでしたが、今の市場のにぎわい方を見てるとイギリスにとっては歓迎されるべき政策だったんでしょうね。リモートワークの更なる加速で狭くて高い都心部から郊外への需要が高まったことも原因の1つ。さらに、少なくとも150万円の節税ができるわけですしね。かくいう我が家も減税期間満了直前に家の購入を決め今手続き中です。契約書にサインする日付が6月30日か7月1日か、たった1日で支払わないといけない税金の額が変わってくるので祈るような気持ちですが、なるようにしかならない。私たちができることはやったので後は待つのみ。
感染者が増えてる~なんてニュースでは流れているイギリスですが、人の動きが徐々に増えて景気は回復傾向にあるようです。気候も良くなってるし、チャンピオンズリーグ、ユーロ2020とサッカー関連のイベントが続いているのでパブも大忙し。止まってた経済が回り出すと明るいエネルギーを感じるのは私だけじゃないはず。

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