5-2.インナーゲーム

娘から学ぶ - 思考優位さんが成長するための秘訣

人生のターニングポイントと言っても過言ではないくらい大きな変化を私にもたらしてくれたインナーゲーム。端的に言うと「自分の中にある好奇心や欲望と理性のバランスをうまく取りながら、持ってる力を最大限発揮し成長する」ことを目指すという考え方。私はこの考え方を知って、私を縛り付けてた鎖や足についていた重りを外せたような感覚を味わえました。私にとって鎖や重りとして行動を阻んでいたのが「私の中にある理性」でした。こうやって書くと理性=悪と捉えられがちですが、使い方によっては武器にもなるのが理性。私は身体で感じたことも言葉で表現することで、頭の中を整理するという事が得意です。常に自分を冷静に分析していたものの、最後に常に自分をダメだしする方向に思考を使っていたので自分を信じることができず、いつも悪い方に引っ張られていました。常に思考を悪い方に使っていた私に師匠として正しい思考の使い方を教えてくれているのが11歳の娘。今日は私の師匠である娘の思考の使い方を得意の言語化を使って解説していこうと思います。

飛ぶようにして落馬した娘の振り返り

娘は8歳から本格的に乗馬を始め、当然のことながら何度か落馬も経験しています。その中でも一番危なかったと言われているのが2年ほど前の9歳の時の落馬でした。乗馬は読んで字のごとく馬に乗るスポーツ。馬のコンデションにも大きく左右されます。その日、娘が乗っていた馬は繊細な動物と言われる馬の中でも、さらに繊細なシスルという馬でした。外からの音の刺激に特に敏感で、レッスン中に乗馬センターの真横で鳥が突然飛び立ったことに反応して興奮状態になってしまい、レッスン中大暴れしていたようでした。初めは上手く乗りこなせていた娘でしたが、途中で激しく振り落とされる形で落馬。娘の落馬を見ていた人から「あなたの娘が飛ぶように落ちたわよ」と表現されるレベルの激しい落馬でした。(私はというと…練習場の横のカフェで優雅にママ友とお茶してたので、レッスンを見てなかったのでした 笑)
レッスンを一切見てなかった私は、娘に落馬の時の状況を帰りの車の中で聞いてみました。

私:今日何があったん?

娘:練習場の横にいた鳥が突然激しく飛んでいってん。壁があるから鳥がいてるコトも見えへんし、羽の音でシスル(馬)がびっくりしてしまって興奮しちゃったんよ。その後、ホースから突然、水が噴き出して動いたりとか色々あって興奮が治まらんかってん。最初はうまく乗れてたんやけど、シスルが頭を下げたタイミングで私も身体を前に傾けちゃったからバランス取れなくなって落ちた。乗れてた時はシスルが頭を下げるタイミングで私は身体を後ろに傾けて調整してたんやけど、落ちた時だけ何でか前に傾けてしまったんよ。

私:そうなんや。それで、馬から落ちて怖くなって乗馬辞めたくなった?

娘:全然。痛かったけど。シスルは繊細な子やし、だれでもびっくりすることあるやん。シスルは悪くないしな。これで次に同じことが起こっても対応できるし。

私:そうなんや。怪我無くて良かったね。

といった具合の会話を帰りの車の中でしました。

娘的理性・思考の使い方 - 言葉を使って冷静に状況を分析し次につなげる

この話をしているとき、我が子ながら恐ろしく冷静な当時9歳だった娘の分析能力に驚かされました。怪我はなかったものの乗馬センター的にも激しめの落馬でスタッフ総動員して馬と娘をなだめていたレベルでした。その当事者である娘が落馬の30分後には、冷静に状況を分析し言語化するというステップを踏んでいました。娘が自然にやっていたコトは以下の3つ

落馬という経験を冷静に分析する
娘はレッスンを振り返り、なぜ馬が興奮することになったのかを乗っていた馬の固有な性質である繊細で敏感であるという事も絡めて分析。その後、馬の動きと自分の重心のとり方を絡めながら、上手くいった時と落ちた時では何が違ってたのかを言葉で表現してました。

落馬したという結果を評価・判断しない
馬から落ちたという結果をそのまま受け止め、馬も娘自身の判断や行動を含めて評価・判断をしなかった。良い悪いではなく、結果を結果として受け止める

失敗からの学びを次に活かせると信じる
分析から得られた教訓を次に活かせると自分を信じる

良い悪いではない。自分の性質を知りどう使うか!!

インナーゲームではセルフ1とセルフ2という表現が使われます。思考を使うのに長けている人はセルフ1傾向と言われ、感覚優位で物事を進めていく方はセルフ2傾向と言われています。どちらが良くてどちらが悪いという事ではなく、それぞれの性質です。私は完全に思考優位のセルフ1傾向が強い人です。常に頭を使い考えてから行動するタイプです。そんな私にそっくりな性質を持ち、思考優位な親(私)に育てられてきた娘も思考優位さん。自分が馬に乗っていたにもかかわらず、周りで見てたかのように自分自身を俯瞰して言葉として表現する能力を持っています。過去の私なら、分析した後、結果を評価・判断して凹み自分を責めるというステップを踏んでいました。そして、学びを活かすこともなく、「だから私はダメなんだ...」と無駄に落ち込む日々を過ごしてました。

ないものに目を向けるのではなく、今あるものでどうやっていくか。思考優位ならとことん思考を使って、あとは自分を信じる。

娘は何も学んでないのに、ただ「大好きな馬に上手に乗りたい」という気持ちに従って、自分の性質である思考を上手く使って自己成長を続けてる。カール・ロジャースの言う「人間は生まれつき自らを維持し、強化し実現する傾向と力を備えている」って本当だな!!見習う事しかない娘。子どもってやっぱりすごい。そして親はいつも無力だな。でも、それでイイ。

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