2.会社員として、言葉の力を使う

ビジネスマインドを持つことが会社員としての成功の秘訣ってホント?

自己像が異常に歪んでいた私は、自分が社会に出て活躍している絵面を想像できていませんでした。いつまでたってもヨチヨチ歩きな社会人のような感覚が私の中に鎮座していたんだと思います。
そんな私ですが、2020年の世界中に広まった人類史上最大級のパニック状況で自分を見つめ直し、よくわからないままビジネスを学び始めました。聞いても聞いても入ってこない教えばかりの動画講座に対して、間違えた買い物をしたかな〜なんて思った日々でした。少しずつ自分の中でマインドが変わっていって、理解できるようになってくるようになった今思うことはビジネスマインドを身につけている人は組織の中でも必要とされる人材だということです。

過去の私は一兵隊でしかない

私はLMC協会をベースにビジネスを学んでいます。その中の一つに代表の叶理恵さんがパートナーの中村仁さんと担当されてるマインドセットの音声講座があります。そこで話されていたのが「お金を稼ぐ=提供した価値の対価」という事。私は長年、お金を稼ぐ=労働の対価だと思って生きてきました。拘束時間と仕事内容の難易度で労働の対価が得られると。この考え方でずっとやってきたので、自分の成績だけ良ければいいだろうという安易な考え方のワナにハマっておりました。会社員とはいえクライアントあっての仕事を提供してる以上、会社全体でクライアントのお困りごとを解決する必要があり、従業員としては会社への貢献度が査定の対象となる。長年ここをすっ飛ばしていた私は自分だけ目立ちたい承認欲求モリモリのめんどくさい社員でした。実務の成績だけいいレベルの扱いにくいヤツ、それが私でした。

会社員として提供した価値の対価とは?

会社はクライアントからサービスの対価としてのお金を頂き、その一部が会社員の給料となります。そのため、会社への貢献度という視点で価値の対価を考えたほうがわかりやすいなと思っています。
過去の私は実務労働部隊として一匹狼で成績だけは優秀でした。会社から求められるターゲットが10であれば13-15くらいの価値は提供していたと自負しています。ただ、私が提供していた価値は会社全体から見れば微々たるものだという事に気づいていなかったのです。営業をかけクライアントとの契約の交渉をして受注を受けたり、プロジェクトをマネージメントする人たちの尽力なしに私に仕事が回ってこないという事は見ないようにしていました。気を見て森を見ずという状態。私がやっていると自負していた業務はクライアントから受け取る対価を全体として見た場合、10%くらいのことで他の90%の価値に目をつぶっていました。そこを無視して「私を認めてよ!!」訴えたところで何も伝わらなかったのだと今ではよくわかります。

今の自分が提供できる価値は何かを考える

色々な心苦しい現実に気づいたら、等身大の自分から引き出せる強みを考えました。「今の立場で会社に提供できる価値を増やすには?」と考え、学びの場で教えていただいた教えを自分事に置き換え取り入れたのが指導者として自分と同じ能力の人を増やすことに注力することでした。私の場合、イギリスの会社で現地採用として働いているので、言語のハンデがあります。自分なりには一生懸命頑張っているつもりでも、ネイティブと互角に戦うだけの語学力はありません。マネージャー業務に就くためには英語力は必須で私に勝ち目はないと即座に判断できました。「そこをカバーできる自分の武器は何か?」と考えた時に出てきたのはタスクを正確にこなす能力と知識でした。自分の行動や判断の根拠を徹底的に考えてきた経験から、同僚からの質問にも相手を納得させられるだけの材料を見つけることは簡単でした。意識して動いていくことで同僚との関係も上司との関係も一気に変化していきました。誰もがうらやむ昇進という状況ではありませんが、新たなタスクの研修に選ばれたりマネージャー補佐の役割をもらえたり私を取り巻く環境が大きく変わっていきました。

過去の私のように物事を常に悲観的に捉えて悲劇のヒロインとしてふるまっているのは簡単です。ただ幸せとは言えないのではないでしょうか?少なくとも私は不幸せでした。意識を少し変えるだけで色々な状況が変わっていきます。私がビジネスマインドを学ぶきっかけになったのは起業に興味を持ち始めたからでしたが、副産物として会社員としての視界も大きく変わってきました。ビジネスを学ぶことは起業を志す人だけが必要な学びではないと改めて学べた音声でした。

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